運動能力向上のカギは「うんてい」か?
前回、子供の運動能力が低下しているお話しをしましたが、それを改善する運動はうんていにあるのではないか?と研究データが発表されました。
ひと昔前は、近所の公園や学校などには必ずあった遊具です。
近年は、危険が伴う遊具として排除されたり・・・危険というワードが独り歩き・・・。
しかし、そんな遊具が運動能力を引き上げるカギと話題になっている事はご存知でしょうか?
【そもそも、うんていとは?】
腕で自分の体重を支え、カラダをひねりながら前へ進んでいく運動です。
特に成長期前~成長期にかかる小学生1年~6年生(ジュニア期)までは大人の体重になる前段階であり、カラダが軽いという事もあり運動しやすいメリットもあります。
この動作は、投球動作に近い事も特徴の1つです!
また腕を伸ばしてぶら下がっているため、背骨はまっすぐになり、胸郭が広がって、肩の関節可動域(関節の動く範囲)もまた広がりやすい状態をつくり出します。
この状態から体をひねって前方へと進むため、肩関節だけではなく、肩甲骨そのものの動きもよくなります。
人間本来備わっている基本動作の中に「ひねる」動作があります。
基本の動作をジュニア期に行う事でがどんな競技でも対応出来る能力が獲得出来るのです!
カラダが大きくなり体重が重くなると、腕だけで自分の体重を支える事が難しくなります。
まだ、軽いジュニア世代には是非積極的に取り入れてみてはいかがでしょう?
(健康運動指導士 船倉)