ステイホーム中に発症しやすい?軽い運動でエコノミークラス症候群を回避しよう!

5月に入り、GW真っ最中ですが外出自粛要請の為、自宅にいる時間が必然的に多くなりますよね。自宅の中は、ウィルス感染対策には万全であり良い場所ですが、実は長時間同じ場所にいる事によって「エコノミークラス症候群」の発症してしまうリスクもあるのです。今回は、エコノミークラス症候群の紹介と対策をお伝えさせて頂きます。

 

【エコノミークラス症候群とは】

長時間にわたり同じ場所にいる事(同じ姿勢、座っている姿勢など)によって足の血流が悪くなり、足の静脈のなかに血栓(血の塊)ができることで発症する病気です。エコノミークラス症候群になると、足の腫れや胸の痛みなど、さまざまな症状が現れます。

 

【原因】

長時間にわたり座ったまま足を動かすことがない状態が続くと、発症しやすくなります。たとえば、長時間にわたる飛行機の搭乗や車の運転、車中泊、さらに災害時の避難所への滞在やデスクワークなどで、発症する可能性があるでしょう。さらに、水分の不足により脱水の状態になると、発症しやすくなるといわれています。

【症状】

足のむくみ
比較的軽い症状としては、足のむくみがあります。
夜行バスなどで朝なんだかだるいな、と感じるのは、それが原因でしょう。

足の痛み
むくみを通り越すと、今度は痛みに変わります。
ふくらはぎや太ももに激しい痛みがきます。

手足のしびれ
手の血管に強い痛みやしびれを引き起こしたら、病院に行く必要があります。

呼吸困難
嘔吐感と、息苦しさを感じたら、大変危険な状態です。
急性肺血栓塞栓症の初期症状で、失神などを起こす可能性もあるので、すぐに病院に行くようにしましょう。

 

【解消方法】

エコノミー症候群は長時間足を動かさないことが原因なので、こまめに足を運動することが対策につながります。

ストレッチ

その中で下半身のストレッチは有効的です。

ストレッチは筋肉を伸ばし血行促進に効果的と言われています。ふくらはぎや太もものストレッチを定期的に実施しましょう。

 

カーフレイズ

1時間以上座っていたら、積極的にカーフレイズエクササイズを行いましょう!

ふくらはぎの筋肉を活発的にする事で、血流が良くなり、下半身の浮腫みなどの解消にも繋がります。ふくらはぎは第二の心臓と言われています。筋肉がポンプの役割を果たし血液を心臓へ送る機能があります。

立った姿勢で背伸び運動をするだけで解消出来ます。

 

サーキットトレーニング

筋力トレーニングと有酸素トレーニングを交互に行うトレーニングです。

例)20秒スクワット(筋トレ)10秒(休憩)20秒ジャンピングジャック(湯酸素)を3セット行います。※動作スピードは自身の体力レベルに合わせて頂いて大丈夫です。

サーキットトレーニングは、短時間で筋肉と心肺機能に刺激を与え、血行促進に効果的と言われています。

 

水分補給

乾燥がエコノミー症候群の一因となっているので、こまめに水分を摂取することが必要です。このときも、アルコールや、カフェインを含む飲み物を飲むと、利尿作用が高まり、逆に水分を失う結果となってしまいます。
水やスポーツドリンクを飲むようにしましょう。

 

【まとめ】

今回はエコノミークラス症候群についての症状と対策をご紹介しました。

エコノミークラス症候群の怖い所は、普段から運動をしている方でも、発症してしまう危険性があるという事です。

今年のGWはご自宅にいる事が多くなるかと思いますが、意識的にカラダを動かし、エコノミークラス症候群を回避しましょう!

 

(健康運動指導士:船倉)