ラジオ体操ってすごい!たった3分で機能的なカラダへ!

皆さま、こんにちは。
健康運動指導士の船倉です。
日本国民、老若男女問わず知っている運動!それがラジオ体操です。
小学生のころ夏休みに、寝ぼけ眼で首からカードを下げて、毎朝ラジオ体操をしに出かけたものです。近年、少子化や共働きの増加が影響し、夏の風物詩ともいえるラジオ体操は減りつつありましたが、最近ではその健康効果が見直されています。今回は、ラジオ体操の効果について確認し、日常に無理なく取り入れる方法について考えてみます。

 

 

1.ラジオ体操の手軽さがすごい!

ラジオ体操の歴史は古く、遡ること90年前の1928年(昭和3年)に放送が開始されています。
健康ブームに流されやすい日本人が、これほど長くラジオ体操を続けてこられた理由は「手軽さ」にあるといえます。老若男女問わず、誰でも、どこででもすぐにできる手軽さがラジオ体操の魅力です。
しかも、たったの3分! 正確には、ラジオ体操第1は3分11秒、少し難易度の上がる第2は3分30秒。まとまった時間がなかなか取れない現代人にはぴったりの身体活動ではないでしょうか?
自宅で行うなら着替える必要もないですし、雨が降っても大丈夫。道具を買い揃える必要もなくお金もかかりません。
たった3分と侮るなかれ。その短い時間に13種類もの運動が組み込まれているのです。ここからは、広く知られているラジオ体操第1を中心に見ていきます。

2.ラジオ体操第1の13種類の動きがすごい!

ラジオ体操第1の動きとその目的について下表にまとめてみました。

この表を見ても分かる通り、ラジオ体操はたった3分という短い時間の中で、全身をまんべんなく動かせるよう考えて作られているのです。
全国ラジオ体操連盟のホームページには、「毎日続けることで、加齢や生活の偏りなどが主な原因となる体のきしみを取り除き、人間本来がもっている機能をもとの状態に戻し、維持する効果があります」と記されています。

 

3.ラジオ体操の身体活動量がすごい!

続いて、身体活動量という視点でラジオ体操を見てみましょう。
一定の身体活動量を保つことは、生活習慣病を予防・改善し、健康の維持や介護予防に効果的です。
身体活動というのは、運動のみならず、家事や仕事、余暇も含まれるのですが、私たち現代人は、総じて身体活動不足です。職場では機械化・IT化が進み、家庭ではお掃除ロボットなど、家事の自動化も進んでいます。さらに、多忙や疲労により余暇の時間も十分に取れません。
厚生労働省が策定した「健康づくりのための身体活動基準2013」によると、1週間で計23エクササイズ以上の身体活動量が望ましいとされています。「エクササイズ」とは身体活動の強度「メッツ」に実施時間をかけた運動量のこと。
たとえば、普通に歩くと3メッツの強度の身体活動なので、毎日60分程度歩くことは健康に良い効果が期待できます。
ラジオ体操は、短い時間ながらも普通に歩くより強い活動量です(ラジオ体操第1は4メッツ、第2は4.5メッツ)。日頃の運動や家事などにプラスすることで効率的に身体活動量を保つことができます。

*メッツの値については、厚生労働省「運動基準・運動指針の改定に関する検討会報告書」(平成25年)より。

 

コロナウィルスの影響により、運動不足が続いている方々、昔を思い出しラジオ体操を始めてはいかがでしょうか?ご家族全員で行ってみると楽しいかもしれません。

(健康運動指導士:船倉雅行)